Interview.01地域やご家族の方とも
関われる仕事。
K.A/ 西宮すなご医療福祉センター
- 生活支援員
K.A/ 西宮すなご医療福祉センター
中学校時代に介護施設で仕事体験をしたときに、高齢者と過ごした時間がとても楽しく、介護福祉士になりたいと思いました。高校卒業後に介護の専門学校に進み、障害者支援にも興味を持っていたので、実習で当施設へ。一生懸命に身振り手振りで話そうとする入所者に心惹かれたのを今でも覚えています。高齢者介護の施設にも実習に行きましたが、すなごでの実習の思い出が忘れられなくて、当施設に決めました。
現在は生活支援員として、入所者の生活をお手伝いする日々。一緒に折り紙などを折る制作活動や、ピアノ演奏などの音楽活動も行います。中には人見知りの入所者もいて、食事介助に入っても最初はなかなか食べてもらえないこともありました。でも、他の職員より先に行って挨拶をして顔を覚えてもらい、一生懸命に話しかけると打ち解けることができて、食べてもらえるようになりました。しっかりと関わることが大切だと思います。
施設では、何をするにも入所者主体で決めてもらいます。声を出せない方でも、目や手の動きを見ながら「どうしますか?」と問いかける。どんな反応があるのか、日によって違いもありますし、自分が最初に変化に気づけると特に嬉しい。入所者の反応を感じ取れるのが、介護職のやりがい。当施設は短期入所も受け付けていますし、地域の方やご家族との関わりがあるのも良いところだと思います。
Y.T/ 西宮すなご医療福祉センター
私は元々介護施設でケアマネージャーをしていて、介護福祉士の資格も持っていました。しかし、他の分野も勉強をしたくなり、最も広く学べそうな看護師の資格を取ろうと決意。30代の初め頃から、専門学校に再度通ったのです。医療系の専門知識に難しさを感じることもありましたが楽しかったですね。無事に卒業して、看護師資格も取得。病院で働いた後に、専門学校時代に実習やアルバイトの経験があった重症心身障害者の施設に興味を持ちました。当施設に見学に来た時は、違和感なくここで働きたいと思いました。
現在は主に病棟で働いています。入所者は50名弱ぐらい。私は看護師なので、医療行為の補助が中心ですが、食事や入浴の介助などの日常的な介護も行います。医療行為としては吸引関係や人工呼吸器の管理、体調不良の方への点滴など、さまざまな医療行為の補助を医師の指示に基づいて行います。入職当初は距離感を感じた入所者とも、時間を経て信頼関係を築けていると思います。
当施設の良いところは、それぞれの職種の人たちが役割にプライドを持ち、お互いに意見交換をしながら入所者のために働いているところ。看護師も支援員も、お互いに言いたいことを言いながら仕事をできる環境です。しっかり入所者や他の職員の話を聞ける人に来て欲しい。資格取得のための勉強などもできますよ!
荒尾 志帆子/ 芦原デイサービスセンター
看護師として病院や透析クリニック、保育園などで働いた後、保健師の資格も持っていたのでその資格を活かそうと思い、当施設に相談員として入職しました。高齢者の相談業務や介護保険関係、虐待への相談やケアマネージャーの支援、地域のイベントやサロンへの出席などが、現在の仕事内容です。介護に関わったことはなかったので、ケアプランの作成などは、とても勉強になります。
看護師時代とは勝手が違いますが、地域のいろんな高齢者の方々と関わるのは楽しい。みなさんそれぞれに事情があり、いろんな家庭があると実感します。相談内容でわからないことがあったときは、職場の先輩に相談しながら一緒にやっています。困りごとを解決できたり、担当している方に感謝されると嬉しいですね!
介護の現場は医療現場に比べてゆっくりと時間が流れています。当施設はあたたかい雰囲気で、働いている方々も優しい人が多い。自分のペースで働ける職場ですね。地域の方々と触れ合ったり、世間話も含めて話すことも多い中、今後は自分たちの活動内容をもっといろんな場で伝えて、交流の輪を広げていきたいですね!
大波加 真由/ 安井保育園
私は小さい頃に通っていた保育園の先生に憧れて、それ以来ずっと保育士になりたかったんです。その先生はとても優しくて、周りの子たちもみんな大好きでした。大学時代はバスケットボールのサークルに入ったり、保育園でアルバイトをしていました。安井保育園には実習で来たときにお世話になった先生がとても素敵で、こんな保育士になりたいと思ったので、当園で働くことを決めました。
入職後は2歳児、3歳児、5歳児のクラスを担当して、現在は0歳児のクラスを担当。担当するクラスの年齢によってそれぞれ関わり方や特徴も違うので新鮮です。最初の2歳児クラスは私も1年目で苦労もしましたが、一緒にいろんなことに取り組む中で、子どもたちとも分かり合えていきました。5歳児クラスは行事も多くて大変ですが、その分やりがいも大きい。卒園時は担当してよかったと感動します。0歳児クラスでは、初めて立った時など、日々の成長を一つひとつ見ることができます。そんな成長をお母さんに報告できるのも嬉しいですね。
安井保育園は、甲山まで遠足で歩いたり毎月クッキングをしたりなど、園児に体験をしてもらうことを大切にしています。雰囲気もとても良いので、働く場所としてもお薦めです。園児たちとの時間は楽しいエピソードも多く、私も園児と仲間になったつもりで、一緒にいろんなことを乗り越えていこうというスタンスで取り組んでいます。これからも、いろんな園児の成長を見守っていきたいですね。
嶋田 源/ 甲寿園
学生時代の実習は4〜5施設ぐらいに行きましたが、最も働きやすそうと感じた甲寿園に入職しました。お給料や福利厚生なども充実していると思います。私は援助員なので、入所者の入浴や排泄、お食事のお手伝いなどをしますが、入所者が自分でできることは自らしていただき、できないことをお手伝いするというスタンスです。
入所者によってそれぞれ個性やできること、特徴が違うので、各々の特徴を覚えつつ、しっかりその時の状態を見て対応をすることが大切。見た目で判断せずに、入所者に声をかけながらコミュニケーションすることを心がけています。介護技術でわからないことがあれば職場の先輩に相談したり、聞きながらやっていますね。甲寿園はリフトの導入が進んでいるので、働く側からすると、とてもありがたいです。
歴史がある施設なので、長年育まれてきた深みのあるあたたかい文化や雰囲気が好きです。働いている人数も多く、130名ぐらいの職員が働いていています。4つのフロアがあり、異動などもあるのでマンネリ化もないですね。人間関係も良いので、働きやすいと思います。入所者を支える仕事は苦労もありますが、感謝されることも多い。オンオフの切り替えもしやすく、仕事もオフも楽しくて充実しています!
邦 沙也佳/ にしのみや苑
保育士の専門学校に通っていたので、保育士と介護福祉士の資格を持っています。卒業後は保育士になろうと思っていたのですが、実習などを経て、より深く人のお世話をできる介護の仕事をしたくなり、当施設に入職しました。現在は主に3名の入所者様を担当。日々の生活介助はもちろん、誕生日カードを作って一緒にお祝いをしたり、ご家族の方ともコミュニケーションをとります。みなさん80-90代の方々ですが、日々楽しく過ごしています。
話ができる方としっかり話すことはもちろん、言葉を話せない方とも触れ合ったり目をしっかり見てコミュニケーションをとることが大切。意思の疎通は、言葉以外を通じてもできるのです。入職以降、ずっと同じ方を担当していますが、変わらない部分もあれば、変化がある部分もあります。あと、いろんな経験をされている方なので、仕事中に私が逆に励まされることもありますね。
にしのみや苑の良いところは、職員が優しくてお互いが助け合って仕事をしているところ。言いたいことを言い合える環境です。私も若い頃から施設全体のことを考える委員会に入り、色々と意見を出してきました。これからもこの施設一筋で働きたいと思っています。介護のお仕事に不安を感じる方もいると思いますが、一度施設のボランティアなどを気軽に体験されてみてはと思います。